PLuS+

shigeri2004-11-20

 アリーチェさまにお付き合いして、北区の扇町公園で開催された「PLuS+」というAIDS/HIV啓発イベントに行って来ました。アリーチェさまは仕事の都合ですぐに帰らなければならなかったので私も長居するつもりは無かったのですが、思わぬ知りあい(末ちゃんとそのお友達)に遭ったりしたものだから結局一緒に最後まで参加してしまいました。公園でのイベントは屋外ステージやテントを並べての企画でまるで学園祭のよう。
 屋外カフェを舞台にしたお芝居を見たり、MASH大阪の鬼塚さんの「テーブルトーク」に出席して大阪(近畿圏)でのHIVやその他のSTDがゲイ・コミュニティにどの程度入り込んでいるかについて新しい情報を教えてもらったりもしました。HIVはともかく、ゲイ(というか男とセックスする男)の間の梅毒の感染率が予想以上に高かったので驚き、いまは薬のせいで性欲が落ちてヴァニラになっている私ですが、今後の性行動についてちょっと考えさせられたりしました。良い相手が見つかりさえすれば、このままヴァニラのままでもいいやと思ってしまう今の私です。でも、ただでさえ売れないのに、この上さらに「ヴァニラでいい人」という条件まで付加してしまったら、恋人なんて見つからないかもなぁ。(ウツに典型的なネガティブ発想)


 PLuS+の目玉企画は何と言っても特設ステージでのショウタイムでした。広々とした空間で見るドラァグ・クイーンのショウはいいものですね。特に後半が「ソウル・トレイン」ということで私の好きなソウル系の音楽が沢山かかったので客席にいながらに私もノリノリ。メロディアスやブブ・ド・ラ・マドレーヌさんのショウを見るのは久しぶりで懐かしかったし、シモーヌ深雪さんとかマツコデラックスさんをナマで見るのは初めてだったので嬉しかったです。
 日が沈んだ後のショウで空に放たれた白い風船が、夜空にかかる半月に吸い込まれていくように上っていくのが何とも幻想的でした。
 公共の場所を使ってのイベントということで、主催者は色々と苦労が多かったようです。パフォーマーの皆さんもボランティア参加でギャラもろくに出ていないという話ですから、ほんとに皆さんお疲れ様でした。楽しい時間を提供していただいてありがとう。お客さんの数も結構多くて盛り上がっていたように思いますし、何より屋外イベントなので天気が良かったのが何よりでしたね。


 夜の8時前には公園でのイベントが終了して、末ちゃん&お友達、菓子パン兄貴とそのお友達と一緒に晩御飯を食べた後は堂山町の JACK IN THE BOX での関連パーティにも参加。ここでも懐かしい友人に再会したりしたのでズルズルと残って、あまり踊りはしなかったけどドラァグのショウは堪能して、帰宅したのは午前4時半になっていました。疲れていたし腰も痛かったので(あと、めんどくさいので)風呂にも入らず顔洗っただけでそのままベッドへ。疲れと時間(明け方)のせいか寝る前になるとちょっとウツが悪化して、このまま永久に目が覚めなければ楽なのにな、なんてちょっと考えてしまいました。


 そうそう、ドラァグのショウの中に、「ウェルカム上海」(「上海バンスキング」より)と「ヴィーナス」(バナナラマ)がありまして、この二曲は私とピンク・ハニーポットちゃんのドラァグ・ユニット「ハッテン★ラストナイツ」の持ちネタでもあるわけですが、ショウのインパクトという点では私らの方が勝ってるなと密かに思ってしまいました。とともにショウをやった頃のことが無性に懐かしくて。私達(やアリーチェさま)が出演したイベント「ハッピー・ヴェスタイト」のビデオはいま私の手元にないのです。また見たいなあ・・・。