一週間

 今朝起きたら、なぜだか少しだけ呼吸が楽になっていました。天気も良かったのでこれ幸いと日中からお風呂に入り(もう三日も入ってなかったんです)、ヒゲを剃って、午前中の診療時間ギリギリのメンクリに飛び込んで診断書を書いてもらいました。生活保護申請用のものと、通院治療費公費負担制度の再申請(前回の申請から間もなく2年が経過して期限切れになるので)のためのものです。
 その後は小春日和の街中を自転車で中崎町まで行って、いつものN*Styleでお昼を食べて、そのまま夕方までマスターとウダウダ話をしながら過ごしました。


 気がつけば、こないだまともな日記を書いてからもう一週間(以上)が過ぎてたんですね。その間あまりにもUPとDOWNの差が激しい日々だったので、とても日記どころではありませんでした。「もう死ぬしかない〜」とベッドの上で文字通りジタバタしたり、かと思えば半ばヤケッパチになって夜の堂山に繰り出して朝まで飲み明かしたり、はたまたその反動で自己嫌悪と体調不良で丸一日ほとんど何も食べずに眠りこけて過ごしたり。ご心配をかけた皆さん、どうもすみません。mixiのメッセージや、携帯やPCにメールを下さった皆さん、どうもありがとうございます。皆さんの暖かいご好意や思いやりを裏切ってはいけないと今は思えます。いまのこの気持ちを忘れないようにしなければ。


 軽くこの一週間を振り返ってみますと…
 先週の水曜日、ソーシャルワーカーの友達Rさんに付き添ってもらって区役所に生活保護の相談に行きました。やはりお役所の人っていうのは「きまりごと」を前面に出して来るので(要するに家賃の制限のこと)、そこは表向きは「はいはい」と従うフリをしながらしたたかにこちらの要求を通していく、という駆け引きをしなければいけないわけです。ウツでない状態の私であればそのくらい何でもないことだったはずなのですが、そこがこの病気の困ったところで、うっかり「やっぱりダメかも」と思ってしまい、思考停止→思考悪循環に陥ってしまいます。この日はとりあえず相談をしに来たという段階で、これから提出するのに必要な書類をそろえて再度区役所に出向くことになりました。
 でも、そのときはRさんが一緒だったから良かったものの、今後自分一人で行く事を考えると気が重くなってしまい、その日はとりあえず何も考えないことにして、翌日(11月3日)が祝日だということもあったので夕方から堂山に出かけました。お金は無いけど酔っ払いたい気持ちだったので最初からジン(ボンベイ・サファイア)のロックでいって、二杯ほど飲んだところでいい時間になって、終電に間に合うように帰ろうとしたら、ビルのエレベーターを降りたところで久しぶりの友達とバッタリ再会。「寂しいから一緒に飲んでよぉ〜」とねだられ、「ま、いっか」と思ったが最後、結局は朝までコースになりました。そんなに沢山飲んでわけではないし、飲み代もその友達の奢りだったから良かったんですけども、それでも朝帰りはさすがに身体にこたえます。
 翌日の祝日は夕方まで寝て過ごしました。口にしたものはパン(バターロール)くらいだったでしょうか。暗くなってようやく目を覚ましたときには気分は最悪で、またまた風呂にも入らないままで、睡眠薬の力を借りて再び眠ってしまいました。


 明けて金曜日は、水・木と風呂に入ってなくて髪の毛はベトベト、顔は脂でギトギト&乾燥肌部分はパサパサという状態だったのでとても外出する気になれず、夕方までベッドに入ったままで過ごしました。本当ならメンクリに診断書を書いてもらいに行かなければならなかったんですけどね。
 でも夜になると目が冴えて眠れず、部屋でじっとしているのにも耐えられなくなって、再びネオン街へ。またまたジン、ウォッカあたりから始まって、お金もないのに3軒ほどはしごしてしまいました。最後のお店で友人(というか飲み屋友達)のTと会って、そのときにはもういい時間(4時くらい?)だったのですが、Tが家に帰りたくないというので一緒に私の部屋に帰って朝まで語り明かしました。(同居人はこの日デートで外泊でした)今まで飲み屋で会ってお気楽な会話を交わすだけの間柄だったTですが、この夜に彼が問わず語りに話した彼の抱える「事情」は初めて聞くことでした。このとき初めて、私はいつも明るく楽しそうに飲んでいるTの心の傷を知りました。みんな、それぞれ大変なのですよね…。


 夜が明けて土曜日の朝。Tが始発電車で帰った後、私は寝なおし、起きたら例によってもう夕方。もちろんメンクリにも行かずじまいです。結局生活保護に関して何もできなかった、と言うか何もする気が起きなかった自分に嫌気が差して、もちろんそれが自業自得なのは百も承知なのですが、何もかも放り出してしまいたいという気持ちになりました。
 それが尾を引いて、火曜日の昼間に近所友達のid:maki-ryuのところにお呼ばれでランチを食べに行ったこと以外、ほとんど外出もせず眠っているかジタバタしているか、どちらにせよろくに食事もせず風呂にも入らずの日々が続きました。


 それが今日どうして急に気持ちが楽になったのか、自分でもよく分かりません。不思議です。この調子なら明日はいよいよ区役所に二度目の申請に出かけていけるかも知れないというのは期待のしすぎでしょうか。でも、気がつけば11月も上旬を過ぎてしまいました。打つべき手は早く打たなければ。