12月1日は「世界エイズデー」

 

 日本のHIVをはじめとする性行為感染症STI)の感染者の数は増え続けています。
 逆に、と言うか、当然ながら、と言うか、ここ10年でコンドームの出荷数は4割近くも減っているそうです。

 AVの普及で「ゴム無し外だし」が当然という風潮が広がっている気もしますし、
 風俗嬢のお話を聞くと、やはりゴム無しでの性行為を求めてくるお客さんは多いらしい。
 ゲイの間でさえ「この人は大丈夫そうだから」という見た目やその場のノリで、リスクの高い性行為をしてしまうことはまれではないようで。
 それでも、僕らくらいの世代(所謂アラフォー)のゲイになると、知り合いに一人や二人のHIV陽性者がいて当たり前ですし、「セイファー・セックス」に対する意識は異性愛者や同性愛者の女性よりはずっと高いようです。


 これからの時代、「セックス」はそのやり方によっては非常にリスキーな行為になるということを、もっと多くの人が知るべきじゃないかなと思うんです。

 それと同時に、既にいまこの社会で僕らと「共に生きている」HIV陽性者に思いを馳せることも必要ではないでしょうか。