ウィンブルドン2004総集編

 午後にNHKウィンブルドンテニスの総集編をやっていました。おかげでやっとナブラチロワの姿を拝むことができました。今年、彼女は主催者推薦で出場して、一回戦を勝ってたんですよ。でも地上波ではナブラチロワの試合なんてやりませんでした。ここのところNHKのテニス中継はBSがメインになっていて、地上波での放送は量・質ともにひどいもんで、シングルスの準決勝と決勝の他は日本人が出た試合くらいしか放送してくれません。愛国心でテニスを見ている人にはいいんでしょうが、テニスが好きでテニスを見たいファンは軽視されているとしか思えないです。もちろんダブルスの試合なんて中継しないし。
 今年のウィンブルドンの目玉は女子シングルス優勝のシャラポワ(ロシア)だったと思います。でも個人的にはこの大会を最後に引退を決めていたイバニセビッチ(クロアチア)。残念ながら3回戦で敗れました。その試合もナブラチロワの試合と同様地上波では見ることができなかったのですが、総集編では取り上げてくれました。イバニセビッチと言えば私の記憶に残るのはやはり2001年の悲願の優勝達成・・・よりも、1992年のアガシとの決勝戦です。当時私はアガシを応援していたし*1、イバニセビッチ自身にも「目つきが悪い」「サーブ主体の試合展開で面白みがない」などといった私なりの悪印象があったので、当時「サンダーサーブ」と形容されたイバニセビッチのサーブが決勝戦のプレッシャーのためか鳴りを潜め、その隙をついてアガシが優勝カップをひっさらったことを手放しで喜びました。
 んでも、その後の彼の度重なる故障や、それにも負けずアガシとの決勝戦から10年近く経ってウィンブルドンの初優勝を掴んだ経緯などを見るにつれ、イバニセビッチは私にとって最も印象に残るテニス選手の一人に変わっていました。そんな彼ももう引退とは、なんとも寂しい気がします。マスコミ的にはベッカーの引退のときほど騒がれはしなかったものの、私にとってはベッカー以上に「時代の変わり目」を意識せずにはいられないイバニセビッチの引退でした。

 ちなみに、今回の総集編でやっとアメリ・モレスモの動く姿をTVで見ることができたことも嬉しかったです。オーストラリアン・オープンで上位に入って、おおやけに(マスコミに)カミングアウトしてるレズビアンの選手として(一部の)話題を集めたのはもう何年前かしらん? 今回のウィンブルドンではなんと第4シードですよ。確実に力をつけているのですねえ。すごいすごい。
 ただ残念なことに、彼女の試合は(準決勝まで進出したにもかかわらず)地上波では中継されなかったので、ファミリーボック*2にいたのが件の全豪オープンの騒ぎの時と同じ女性だったのかどうかは確認できませんでした。



 夜11時すぎに、神戸氏から電話あり。1時間ほど話しました。ダメ日曜日撤回(^_^) 画像の顔よりは若い印象のしゃべり方…ある意味ゲイテイストな。うふふ。来週は僕が鳥取に行くのでやはり会えるのは早くても24日以降と言うことになりそうです。待つ2週間は長いな〜。

*1:テニス選手では数少ないややポッチャリ風体型だったからなのですわ。

*2:出場選手の家族やコーチ、恋人など関係者だけが入ることのできる特別観覧席のことです。