ビクター/ビクトリア
(ブロードウェイ版のデータ)
出演:ジュリー・アンドリュース、トニー・ロバーツ、マイケル・ヌーリー
演出・脚本:ブレイク・エドワーズ
音楽:ヘンリー・マンシーニ
第二次大戦前にドイツで作られた作品のリメイクのミュージカル作品。1930年代パリが舞台。ゲイの芸人がソプラノ歌手ビクトリアと出会い、彼女をゲイの伯爵「ビクター」に仕立て、その上さらに女装させて(つまりドラァグとして)ショウをやらせると、それが大当たり。ところがビクトリアはキングという男と恋に落ちてしまい、自分が実は女だということを隠したままでいることに苦しみます。一方のキングもビクターが実は女なのではないかと疑いつつも、もしも自分の愛した人が男だったらどうしようかと思い悩む。二人の捻れた恋の行方やいかに?
私は映画と、それを基にしたブロードウェイの舞台版(録画)の両方のDVDを持っています。両方ともそれぞれに好きなのですが、特に舞台版の最後のレビューが大好き。
ビクター/ビクトリアとキングの恋愛は結局はヘテロの関係なんですけど、そこに納まるまでにはやはり「カミングアウト」の問題をクリアしなければならないわけです。それと、その周囲のゲイの登場人物のカミングアウトのちょっといい話も盛り込んであって楽しいです。
日本では映画版DVDのみが入手できるようですので、機会があればご覧になって下さいませ。主演のジュリー・アンドリュースは変わらず、トニー・ロバーツの代わりにロバート・プレストンが、マイケル・ヌーリーの代わりにジェームズ・ガーナーが演じています。
追記:この作品に私が抱いていた、なんとなく割り切れない気持ち悪さ(したがってうまく言語化できなかったこと)が、id:ayakudojpさんのブログで大変歯切れ良く書かれていますので、よかったら参照してみて下さい=>id:ayakudojp:20041219
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