人生は上々だ
原題: THE SUM OF US
1994年 オーストラリア
出演:ジャック・トンプソン、ラッセル・クロウ、ジョン・ボルソン、デボラ・ケネディ
オーストラリア時代の(まだ若い)ラッセル・クロウが主演。ゲイの青年ジェフ(クロウ)とその父親ハリー(ジャック・トンプソン)の関係を描いた、ハートウォーミングなコメディドラマです。
ジェフはカミングアウトしていて、父親も色々と悪態をつきながらもその事実を受け入れています。ジェフが新しいボーイフレンドを家に連れてきたりすると、ハリーはちょっと過保護(やりすぎ)なんじゃないかと思うほどあけっぴろげに歓迎したりします。そんなハリーには事情があって、実はハリーの母親(故人)はレズビアンで、ずっと女性の恋人と同じ家に暮らしていたんですね。ところが母親が高齢になって身体が弱ってきたときに、ハリーは母親を施設に預けることにして、そのことによって恋人との仲を引き裂いてしまったという過去がある。(この別離のシーンが泣かせるんですよ。「ウーマン・ラブ・ウーマン」の第一話を彷彿とさせます。)だからハリーは心の底に良心の呵責を抱えていて、それゆえに息子のゲイとしての人生を全面的に受け入れてやりたい。その気持ちと、でも心のどこかに割り切れない思いをも持っている。そんなアンビバレンツな父親心をジャック・トンプソンが見事に演じています。
私的にはラッセル・クロウの裸のお尻がチラっと見えるシーンがポイント高し。
- 出版社/メーカー: カルチュア・パブリッシャーズ
- 発売日: 2001/08/10
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