夢見る力

 私に足りないものは夢を見るという力というか才能だろうと思います。私は小さい頃から夢の無い子供で、将来何になりたいとかいうようなことを考えたことがほとんどありません。よく、各業界で成功した人が「成功するコツは夢を見続けること。その夢のために決して諦めずに努力をすること」というようなことを言っているのを耳にしますが、私にはその「夢見ること」そのものが一種の才能ではないかと思えて仕方ありません。(諦めないで努力を続けられるのも才能ではないかとも思います。)私の夢ときたら、宝くじで3億円当てるというような他力本願なものでしかないんです。
 けれども、世の中の大半の人はもしかしたら私と同様に「夢」なんて持っていなくて、ただ一日一日を精一杯生きることで過ごしているのかも知れません。人生なんてそういうものなのかも知れない。すべてをかけて突き進むことのできる夢を持つことなんてそれこそ贅沢な夢なのかも。
 書いてるうちになんだか負け犬の遠吠えに思えてきてちょっとヤになってきました。