ケツカッチンの旅

 日帰りで出雲に行って来ました。片道4時間。目的は、奥の手の「貯金箱」を壊すこと。つまり、私が入っているJAの共済の掛け金を担保に、当面の生活費の足しにするためのお金を借りることでした。ほんとにこれが最後の手段。もう尻に火がついています。先に進まないわけにはいきません。
 往路は、吉田美奈子とニュー・ラディカルズを聴きながら、徹夜明けのハイテンションをさらにアゲて、就職活動に際して自分のちっぽけなプライドを捨てることと自尊心をキープすることのバランスについて考えていました。復路は、途中の松江で買った安来のおじのセカンドアルバムを聴きながら、帰省のセンチメンタルに流されないようになんとか抵抗して、私にとって「ふるさと」とは何かを考えていました。
 結局行きも帰りも電車内で一睡もしないまま。


 旅そのものが私を高揚させたのか、あるいは久しぶりに音楽に身体を委ねたことが功を奏したのか、大阪に戻ってきたときにはわりと前向きな気持ちになっている自分に気づきました。出雲土産を持って立ち寄ったmaki-ryuん家で見かけたアルバイト募集のチラシ(ブライダル関係、日給1万円、年齢45歳まで)にわりとマジで応募する気になって、100均で履歴書を購入してみたり。


 でも問題は明日になってからですねえ。今日の私のこのテンションの高さは不眠に依るところが大きい可能性があるので、一休みしてしまうとまた気持ちが萎えてくるかも。でも、もう本当にいい加減ケツ捲らないとどうしようもない・・・この状況をプレッシャーでなく踏み台にしないと。


 それにしても。
 先週の法事を体調不良を理由にブッチした手前、今日の帰省は親族の誰にも告げずにお忍びの旅だったはずなのに、立ち寄った銀行でバッタリ従姉妹夫婦に出くわしてしまい、ちょっと気まずい思いをしました。しどろもどろながらにフォローはできたと思うのですが。こんな偶然ありかよ? 父か母の(軽〜い)祟りか? と思わずにはいられませんでした。
 あと、電車に乗り遅れまいと駅の階段を何度か駆け上った*1だけで足に「みいり」*2が出たこと。決定的な運動不足だなあこりゃあ。

*1:うちから新幹線乗るには、JR環状線福島駅→大阪駅JR京都線大阪駅新大阪駅新大阪駅内での在来線から新幹線への乗り換え、と何度も階段を上り下りしないといけないのです。

*2:たぶん出雲弁。筋肉痛のこと。