「UOMO」創刊

 集英社。「40代を遊びつくす」というキャッチコピーのデカい広告が阪急のコンコースの柱にデーンと。40代にお金を使わせたいのかな。というか、40代ってマーケットとして大きくなってきたのかな。表紙のモデルさんはどう見ても40代には見えませんけれども(ずっと若いはず)。
 私は、同世代の他の人たちと何が違うかってバブルの経験が無いことが大きいんじゃないかなと思っています。バブルの頃は学生で低賃金なアルバイトばっかりしていたし、大学を卒業した時点で就職していればバブルの真っ只中に飛び込んでいたはずなのですが、就職せずにズルズルと学生生活を延長してしまったのでその間にバブルははじけてしまいました。その後も正社員として就職した経験がなくて、せいぜい時給800円とかのパート社員のまま30代も半分以上を過ごしていたので、学生時代から生活レベルというものはほとんど変わりませんでした。いつもお金に困っている生活です。今回の就職も、40歳の男性の給料としては安いほうだと思うのですが、私的には過去最高の給料で、ましてや自分としては他人より20年ほど遅れてやっと社会人としてスタートしたという感覚なので、たとえば学校を卒業してからマトモに就職してずっと働き続けている人たちと比べて給料は格段に安いはずなのですが、「あの人たちとは住む世界が違う」と割り切ってあまり気にしていません。
 ブランドものにも興味なし。新しい家電にも興味なし。特にこれといって趣味も無く、たまに飲むお酒が美味しければそれでハッピー。「UOMO」のターゲットから外れた負け組人生も、今のところそこそこ楽しいもんだなと思うのでありました。