隣のホームレス

 昨晩、大阪にある「おおよど」というホームレスの人たちのための更正施設のドキュメンタリー番組を見ました。6ヶ月間「おおよど」に滞在して、その間に就職活動をして路上生活からの脱却を図るというのがこの施設の目的です。
 大阪にそんな施設があることは知りませんでしたし、ホームレスの人たちの置かれている状況をじっくりと知る機会も今まであまりなかったので、とても興味深かったです。「興味深い」というのは好奇心という意味だけでなく、私自身がホームレスと紙一重の状態にあるからということでもあります。どうして路上生活を送るようになったのかという理由は人それぞれでしたが、その話を聞いているうちに私はまさにホームレス予備軍の一人なんだという気持ちが一層強くなりました。
 そう言えば「BIG ISSUE」の最新号をまだ買ってなかったことを思い出し、今日福島駅前のいつもの販売員さんから買いました。これからどんどん寒さが厳しくなって、路上生活を送る人たちには辛い季節です。私にできることと言えばせめて「BIG ISSUE」を買うことくらいですが、これで少しでも販売員さんの力になれればと思います。