ジョージ・マイケル 〜素顔の告白〜

GEORGE MICHAEL / A DIFFERENT STORY
 2004年イギリス映画/100分
 監督:サザン・モリス 出演:ジョージ・マイケルエルトン・ジョンマライア・キャリーアンドリュー・リッジリーボーイ・ジョージノエル・ギャラガーほか


 菓子パン兄貴と一緒に、梅田ガーデンシネマのレイトショウで観て来ました。
 ジョージ・マイケルが自ら半生を語るという映画です。関係者のインタビューも織り交ぜながら、素直な作りというか、妙にヒネったところがなくて、スッと心に入って来ました。ミュージッククリップも満載で、特にワム!の時代のは思わず懐かしい〜っと心の中で叫んでしまいました。あと、今のアンドリュー・リッジリーが凄く老けてたことにビックリしたりとかw
 私は別に彼の熱心なファンというわけではありませんが、それでも彼と同じ時代を生きてきた世代ですからその活躍ぶりだけは知っています。CDも何枚か持ってますし。でも、彼がこんなに色々な修羅場を潜り抜けてきたってことは知りませんでした。フレディ・マーキュリーの追悼コンサートで歌っていたとき、実は彼の恋人がAIDSで死に瀕していたなんてことも。例の、公衆トイレでの猥褻行為で逮捕されたスキャンダルだけが私の中には強く印象に残っていて、当事は「なんちゅーカッコ悪いカミングアウトや」と思ったものですが、そんなことは実は大したことじゃなかったんだなーとこの映画を見て思いましたよ。
 あと、一番強く思ったのは、「スターでいること」の大変さですね。世界でも指折りの有名アーティストの私生活はとても羨ましいと思えるものではなかったです。少なくとも私には、もしも彼と同様の才能やチャンスに恵まれていたとしても、とてもじゃないけど彼のように人生の荒波を乗り越えることはできないでしょう。そういう意味でもジョージ・マイケルというのは凄い人だなぁと思えるのです。
 帰宅してから早速彼のビデオクリップ集を鑑賞しました(^_^)

 で、日本やアメリカのビッグアーティストでカミングアウトする人が出てくるのは一体いつになるのかなあ…(エルトン・ジョンジョージ・マイケルもイギリス人ですから)