できた親

 母のことで、友達からメールをもらった。「しげちゃんに苦労かけないように、お父さんが呼んだのかもね」。
 ・・・・まぁねえ。苦労っても完全介護の病院に入院してるわけだし、金銭面だって母の年金で十分足りる費用だから、実際にはあと何年生きてくれても大丈夫だった。けど、例えば長期の旅行でもしようと思えば、その間に何かあればどうしようって不安は抱えたままになるわけだから、今後とにかく自分の身の上だけ考えて生きていけばいい状態に早くしてくれた母には感謝してる。同様に父にも。
 甲斐性の無い子どもを持った貧乏人の親としては、これ以上ない子ども孝行な死に方だよねぇ。死人の悪口は言うもんじゃないって言うけど、ましてやここまでしてもらっては、文句の付けようもないって感じ(笑)

 あとは好き勝手さしてもらうよ。それについての文句は(もしあの世というものがあるとすれば)「向こう」でじっくり聞くから。『生きている奴等の言うことなんか聞かないが』

 今日は弔問客が7人ほど。朝から香典を計算して、昼前から姉が来たので留守番を頼んで銀行に香典の入金に行って、帰りに「やまさきや」でお客さん用の和菓子とケーキを買って帰る。ここの桜餅は評判いいのよ。で、二人で昨日の仕出弁当の残りで昼飯にして、両親の写真の整理。
 昨夜は9時過ぎに寝て朝7時半までグッスリ。でもまだ目がショボショボしてる。夕方1時間ほど昼寝して少し楽になったけどこの時間(11時前)になるとまた目に疲れ感が。やはりこの年で二日間の通夜はキツかったのねー。

 午後に宅配便でアマゾンで買ったCDが届いた。吉田美奈子ばかり3枚。僕は音楽情報を積極的に取り入れてない人だから、吉田美奈子のファンでありながら発売になったことすら知らなくて買ってないアルバムがまだあったの。

 そのうちの1枚「Bells」は1986年に限定販売されたものの復刻。当時甲斐ヨシヒロの「ミュージックストリート」(だっけ?)で収録曲を聴いて以来欲しくて欲しくてたまらなかったけど入手できなかった。知り合いの中古レコード屋さんに聞いても「あれは探してる人が多いからね、難しいよ」って言われて半分諦めてたの。だからようやく幻の逸品に会えたって感じ。超ウレシー!

 明日は祭壇の片付けから早く寝よう。おやすみなさい。