人生いろいろ

 さて。
 僕のメルアドをどうやって知ったのか、5年以上も会ってなかった友達からメールが届いた。僕がインターネットを始めるようになる以前に疎遠になってたし(別にケンカしたわけじゃなくて、単に縁が無かっただけね。彼は岡山の人ではないから、もともとそんなに頻繁に会ってたわけじゃない)、互いに引っ越してたのもあって連絡先が分かんなくなってたんだ。

 メールが来たこと自体嬉しい驚きだったけど、そのメールの内容がまた・・・なんと、彼(僕より3つ年上、妻帯者、子あり)はどうやらこの頃「男」にも関心が出てきたというカミングアウト。そりゃ、見た目では男好きかどうかわからないってのが事実なのは僕もよく分かってるつもりだけど、正直驚いた。へえ、あいつがねえ!!って。
 彼は僕がゲイだっていうことはもちろん知ってるから、それもあって話してくれたんだろうけど、それにしてもそういうプライベートな話を安心してできる相手として信頼されたんだなというのも嬉しかった。

 そんで、電話でも色々と話をして、最後に「いつか会って一回はエッチをしようね」ってことになった。って言うか僕が一方的に誘ったんだけど。だって前から好いたらしいなぁとは思ってだんだもーん。発情期の僕がモーションかけずに我慢できますかっての。ただし、それがいつになるかってのは見当もつかないし、そもそもその機会があるかっていうのも疑問。それにもし機会があったとしても、お互いの「したいこと」にギャップがあるみたいなので、どっちかが我慢することになる。うーん、まぁ、もしも機会があれば、「話題性」ってことで一回さしてもらおうっと(^_^;


 彼の場合は、単に僕に対してカミングアウトしただけで、今の生活や人生設計を変えるつもりはないみたい。もっとも、ちょこっと男に興味があるっていう程度のバイセクシュアルなら、今のままでいいわけだし。それに、自分の中の「男好き」(話を聞いた限りでは「チンコ好き」なのかも)について思い悩んでるってわけでもないし。そういう(正確にはマイノリティに分類されるのに)セクシュアリティアイデンティティがあんまり関係ない人生ってものにも、僕はとっても興味があるんだよね。

 (なお、この友人のプロフィールは、本人のプライバシーに考慮して架空のものになっています。「彼」って部分は架空じゃないけど)

 こんな風に腹を割ってセックスの話をするのは凄くいいよ。うん。人生って面白いなってあらためて思った。