『マトリックス・リローデッド』

 なんだか嫌な感じのする映画だった。映画の出来・不出来とは全然関係ないところでね。あまりにも現実味が無くて無機質でそれ故に美しいと感じるアクション&CGのシーンに対して、ザイオンの人たちの濃密な「肉」の存在感がすごく不愉快だったの。トリニティとネオのエロシーンもね。なんでだろう・・・・いくらヘテロのセックスシーンだって、僕はいつもそれなりに楽しんできたのに、今回に限ってはすごく「ヤなもの見た」って気になってしまった。
 これはたぶん映画作品の問題ではなくて、僕自身の問題なんだろう。僕のセックスや肉体表現についての感受性が変わってしまったのか。それとも今まで意識してなかった何かをこの映画では意識してしまったのか。

 映画といえば、テレビで『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』の宣伝を見た。これってアメリカでは去年の封切じゃない? なんでこんなに遅れて来るの? しかもなんで邦題は原題から"Greek"だけカットしたの? そんで、この映画日本でヒットするかなあ?
 この映画で主人公(ヒロイン)の母親役をやってる女優さんは、今年のゲイ・プライドのパンフレットのどれかでインタビューに答えてた。ちゃんと読まなかったけど、彼女はゲイ擁護の立場を表明してるみたい。オリンピア・デュカキスを思い出したなあ・・・・『Tales of the City』を、英語勘が鈍る前にもう一度見なくちゃ。ってもう鈍っちゃったかな!?

 本日の一枚: 本家の田んぼ。この画像じゃ見えないけど、少し前から今日みたいに風の強い日はアキアカネが群れて飛んでる。