ヴァン・ヘルシング

 評価額1000円。5段階中2+。評価点はアクションシーンの迫力。映画館で見てこその評価なのでもしもビデオで(小さなテレビ画面で)見るとしたら5段階中2−。


 そもそもが御伽噺なのでリアリティは期待しませんけど、目標達成(ドラキュラ伯爵を倒すこと)がヒーローやヒロインの超人的なアクションによるものでもなく、知恵や技術でもなく、結局は「偶然」の連続でようやく実現するのってあまりにも酷いと思いました。あと物語がゴチャゴチャしすぎ。もっとスッキリさせてコミカルなシーンやアクションシーンで楽しませるようにして欲しかったです。確かにシリーズ化されそうな雰囲気なので、続編ができるならばもちっとスマートにお願い。
 一番嫌だったのは、ヒロイン(アナ姫)のダメダメぶりです。言動に一貫性が無いし、ご期待通りに肝心なところで感情に流されるし。メス馬鹿ノンケとはこいつのことか。っていうか、アクションさえやらせておけば今風のヒロインとして通じると思っている製作者の馬鹿さ加減が透けて見えるようです。
 良かったのは、狼男が人間に戻ったときの裸シーン(でももうちょっとサービスしてよって感じ)と、必要の無い女性の裸が出てこなかったことかなー。


 この日記へのアクセスログを見てみると、ヴァン・ヘルシングはあまり多くないのにスウィングガールズはめちゃくちゃ多いです。公開後の日数が違うというのもあるのでしょうが、あの程度の映画(もちスウィングガールズのことね)がこんなに多くの人の注目を集めているというのがちょっと腹立たしいですね。世の中にケンカ売ってると思ってもらっても構いません。どうせモテないオカマの遠吠えですよ(涙)