⑨ ザナドゥ

 原タイトル: XANADU
 出演: オリビア・ニュートン=ジョンジーン・ケリー、マイケル・ベック
 監督: ロバート・グリーンウォルド
 1980年 アメリ

 青年画家ソニー(マイケル・ベック)が不思議な女性キラ(オリビア・N-J)に出会うことで自分の夢に目覚め、元ミュージシャンで富豪のダニー(ジーン・ケリー)の助けを借りて、夢のクラブ「ザナドゥ」の実現に向けて動き出す・・・というミュージカル。
 先日紹介した「ミュージック・ミュージック」と同様、ストーリーも演技もあったもんじゃない。とこの際酷評しておきましょう。70年代後半のカルチャー満載で、オッサン(私)が「んー懐かしい」という気持ちを味わうためだけにあるような映画です。まぁミュージカルですしねえ。でもオリビアは可愛いし(年齢的に厳しい役柄ということはさておき)、ジーン・ケリーは年老いてなお色気があるし、それにE.L.O.(エレクトリック・ライト・オーケストラ)なんて今じゃもう聞く機会ないでしょ?
 この映画からはテーマ曲の「ザナドゥ」をはじめ、「春風の誘惑」「マジック」などのヒット曲が生まれました。映画としてはともかくこれらのヒット曲は今でも聴くに値する名曲だと思いますねえ。まさにオリビア・ニュートン=ジョンの黄金期の作品です。そんなこと言ってると「グリース」も見たくなってきちゃったなぁ(オリビアが女子高生を演じるというエグさがまたなんとも言えない)。 

ザナドゥ [DVD]

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