「カンフーハッスル」

 もともと「ありえねー」系のアクションが大好きなのと、以前にビデオで見た「少林サッカー」がまぁまぁ面白かったのと、あとid:maki-ryuさんところや玉野さんのブログ(玉野シンジケート)でも面白いって書いてあったのが決め手になって見に行きました。
 物語の設定が掴めるまではちょっとモタついた感じがあったものの、いったんアクションシーンが始まってしまうともう目はスクリーンに釘付け。面白かったです。私にとっては「少林サッカー」の比じゃないですねえ。ありえねー? 確かに。でも、そういう映画なんだからいいじゃないですか! って素直に思えてしまいました。「マトリックス」のパクりなシーンも本家より良かった。シンと幼馴染(?)の少女とのエピソードも、ヘテロセクシズムやカップル幻想が鼻につかない程度に抑えてあったのが私的にはよろしかったです。「オカマ」キャラが強かったりするのも爽快。文句をつける点があるとすれば、人が簡単に殺されちゃうのはやっぱりちょっとヤだな…。


 でもねーこの映画での私の最大のポイントは、主演・監督のチャウ・シンチーなんですよ。なんだろう、このトキメキは。「少林サッカー」のときはピクリともしなかった私の欲情回路がこの映画ではなぜだか作動。妙に色気を感じてしまったんですよねー。この手の男は私の趣味ではなかったはずなのに?! 私のオヤジ愛者アイデンティティを揺るがす出来事でありました。
 でもそれが不快ってわけじゃないんですよ。せっかく40歳になったことだし、ここらで男の間口を広げておいたほうが今後の人生がより豊かになりますからね。をほほ。