秋の到着

 去年の秋は、ずーっと暑かったので夏の延長みたいでした。少なくとも大阪にいるとそういう風にしか季節を感じることができませんでした。暑いとか、寒いとか。


 今日、夕方に大阪に向かう電車の窓から和歌山の田園風景を眺めていると、田んぼのあぜ道に真紅の彼岸花が沢山咲いているのを見かけました。
 ああ、そうか。そういえば来週末はお彼岸なんだな…と、本当に久しぶりに「季節」をビジュアルで感じた瞬間でした。


 これから新しい仕事の荒波に飛び込んで行ったら、仕事以外に割くことの出来るエネルギーは自分の中にそんなに残らないような気がします。季節を感じたり、音楽を楽しんだり、日常の些細なことに幸せを見つけたり、そういう余裕がなくなってしまうのではないか。それが今の私の大きな不安の一つです。