懐かしの(昭和の)TV番組とか。

妖怪人間・『ベラ』

 真夜中に、馴染みのゲイバーのママ(僕よりちょっと年下だけどほぼ同年代)から携帯にメールが。


 「ちょっとアンタ、知ってる? 最近関西テレビで水曜の深夜に『妖怪人間ベム』放送してんのよ〜!」


 うはぁぁぁぁぁッ! それは見なければ!
 という訳で無駄に深夜まで起きてTV鑑賞。(26時5分〜)


 うはうは、懐かしい〜(^o^)


 ・・・って言っても、今年末に齢45になるワタクシですら、「見た」という記憶はあるし、主題歌も知ってるけれど、具体的にどういうお話だったか(毎回一話完結)は、全然覚えてないのでした。

 今日のお話は、海坊主(海で溺死した人の魂が妖怪になったモノ)達に育てられた人間の娘が、「歌を歌って船を引き寄せて座礁させる」という能力を持っていて(要するに『セイレーン』ですな)、本人はイヤイヤなんだけれども育ててもらった恩があるので、海坊主達に命ぜられるがままに歌ってしまう…で、その船にたまたま乗りあわせた『ベム』『ベラ』『ベロ』が、海坊主達を退治してその娘を助けるというものでした。


 へえ〜、そんな話あったっけ…てな感じで本当に全然記憶にないのです。多分、小学校に上がる前のことだからなぁ。初代「ウルトラマン」はかろうじて(最終回の一部くらい?)覚えてますけど。
 アニメでしっかり覚えているのは、「アルプスの少女ハイジ」以降ですねぇ。(もう小学生だったのもあるけど;宮崎駿、恐るべし)


 でね、今夜見てて思い出したんですが、子ども心にも三人の「妖怪人間」の中で一番好きだったのは『ベラ』(ムチを武器に使うグラマラスなお姉さん≒おばさん)だったって事ですね。
 やっぱり当時から感性はヲカマだったのねぇ〜と再確認。
 (僕が『ゲイ』であると自分をアイデンティファイしたのは中二のときです)


 その『強い女が好き』指向はずっと続いてて、小学生の高学年あたりで日本に入って来た「バイオニック・ジェミー」とか「ワンダー・ウーマン」をワクワクしながら見てたものでした。
 『女』が『男』をバッタバッタとやっつけるシーンが凄く素敵で痛快に見えたんですよねー。


 逆に、当時の日本製の『女性戦闘キャラ』;たとえば、「マジンガーZ」シリーズに出て来る『ビーナスA(エース)』や『アフロダイなんとか』、「仮面ライダー」シリースのどれかに出て来る『電波人間(?)タックル』など;は、一応敵と戦うんだけれどもやっぱり負けそうになって、結局は『男』のヒーローが助けに入る、という構図が「なんか変だなー?」と思っていたんですよ。


 もちろんまだ小学生ですから、「フェミニズム」なんて言葉すら知らなかったわけです。
 ヒョロヒョロのもやしっ子だった(今も腹回りが太っただけであとは変わらないけどw)自分には、『男』ヒーローよりは『女』ヒーロー(ヒロイン、か?)の方が感情移入し易かったのかも知れません。


 …とか感慨に耽っていると、「妖怪人間」の後に始まったのは「仮面の忍者・赤影」!!!

 きゃー! これまた懐かしい〜!


 とはしゃぎつつ、実はこちらも「妖怪人間」以上に全くと言っていいほど話を覚えてなくて。
 ただ、子どもの頃にその「赤影」のメンコを持っていたという記憶があるだけ(どんだけ「昭和」な話かっつーのよねーw)。主題歌も、登場人物も、全然覚えていません。
 番組の最後に「1967年」って出ましたから、当時せいぜい4歳になるかならないか…そりゃ、覚えてなくても仕方ないかぁ。それに「赤影」には『強い女』キャラは出て来ませんしね。


 次回の「妖怪人間」の放送は来年1月12日(だったと思う)らしいです。もうこれから年末・年始の特番の季節になっちゃうのかぁ…多分またお笑い芸人で安く作ったバラエティばっかりなんだろうなー。つまんないなー。
 特番なんて要らないから、普通にいつもの番組を放送すればいいのに!


 と思っていると、今度は「のだめカンタービレ」の年末特番(今週末、金曜日と土曜日)の予告CMが!
 しかも、その特番の『完結編』は、映画でやるらしい…orz


 どんだけ汚い商売してんのよ!⇒TV局の奴ら*1


 あーあ。そんだけ世の中が不景気ってことなのねぇ…(-_-)


 ちなみにググってみたら、ちゃんと「妖怪人間ベム」のサイトが作ってあったので、URLを書いておきます↓
 http://www.bem-tv.com/
 (東京では放送曜日・時間が違うのですね)

*1:これはもちろんヤラしい商法で映画でも儲けよう考えた製作者(経営者陣)のことで、TV局で必死に、多分凄いハードスケジュールで働いてらっしゃる大部分の皆さんのことを指すわけではありません。誤解を招いたらごめんなさい。