私のウツ歴

 今思えば、私のウツは病気以前に性格的なものもあると思います。子供の頃からそんなにハツラツとした性格ではなかったし、何事もクヨクヨと悩んでしまいがちだったのは確か。でも、そうした傾向が強くなってきたのはやはり自分がゲイだと自覚した思春期の頃からです。ゲイであることそのものには問題なかったのですが、ゲイでありかつ「社会人」としてちゃんとやっていくことの折り合いをどうつけて良いのかが判らなくなってしまい、自分は社会で通用しない人間なのではないかとずっと思っていました。人間関係を築くことが怖くなって、自分の殻に閉じこもってしまうことが多くなりました。10代の終わり頃はそんな傾向が一番ひどくて、楽になりたい一心で死ぬことばかり考えていた時期がありました。
 でも、いつのころだったかなあ・・・そんなウツ傾向な私でも、とにかく何でもポジティブに考えられる時期があって、意欲がどんどん湧いてくるというか、何事にも挑んでいけるような気がしたんです。あれは一体何だったんだろう? もしかしてソウな時期だったのかも。
 今も毎日薬を飲みながら、そのうち薬が効いてきたらあの頃みたいにやる気が出てくればいいなぁと願っているのですが、お医者さんの話ではそこまでの快復は望めないということです。絶好調の7〜8割まで戻ればヨシとしなければならないらしいんです。でも、調子に目盛りがついているわけでもないわけですから、果たしていま自分がどの程度の状態なのか、今後どこまで良くなるものなのかはよく分かりません。せめて、落ち込まずに就職活動ができるまでに快復してくれればと思うのですけれど・・・。焦らないでというアドバイスは色んな人からもらうし自分でも分かってますが、でも先が見えないことはやっぱり不安です。そんな気持ちをブログにぶつけてなんとか暮らしている日々。