ウツ繋がり2話

 メール友達の一人に、私がうつ病だということを「カミングアウト」(と言うほど大げさなものではありませんけど)したら、「どうしてうつ病の人って、そのことを他人に軽々しく告げるのか。告げられた側のシンドさを考えるべきではないのか」という返事をもらいました。その人は、重症のうつ病のお友達(自殺未遂を何度も繰り返している)からかかってくる電話があまりにもシンドくて、電話恐怖症になってしまったことがあるらしいんです。そう言われると、私も一瞬(というか数日間)返す言葉が見つかりませんでした。それについてあれこれ考えてみて、今日ようやく返事を書くことができました。
 要するに、程度の問題だと思うんですよ。話す人のしんどさも、聞く人のしんどさも、人に寄って違うと思うし、同じ人でも日々変わると思うんです。そのすべてをシャットアウトして、お互いに一言もシンドいということを言わない、聞かないというのは、私はしたくないです。
 自分がシンドいときは話したいし、相手がシンドいときはできる範囲で聞いてあげたい。もちろん、聞き手を脅迫するかのような言い方はするべきではないと思うし、あまりにも負担になるときは、聞き手も「聞く」ことを断っていいと思います。あくまでも、できる範囲でお互いに受け入れあうということは、あっていいんじゃないかと思っています。その結果、たとえうつ病の人が自殺したとしても、それは「聞き手」のせいではないと思うし、「聞き手」が聞くことを拒んだとしても、話し手はそれを逆恨みすべきでないと思います。ちょっと冷たい考え方かも知れませんが。


 今日は午後からの外出は無事に果たすことができて、梅田(JR大阪駅構内の「Deli Cafe」)でメル友とお茶をしました。上記の友人とは別人で、私が大阪に来てすぐの頃に掲示板経由で知り合って一回会ってお茶した(だけ)の人です。お互いに恋人候補と言うわけでもないのでたまにメールのやり取りをする程度の付き合いで、今日会うのが6ヶ月ぶり。で、私が「秋から調子悪くて〜」という話をしたら、このメル友もウツ歴があることが判明しました。彼は今はもう良くなっているということで、色々とアドバイスをもらいました。生活の改善(睡眠と食事がとても大事)のこととか、薬を変えてみる(トレドミンを試してみることの提案)とか。私も、特に薬に関しては今の処方になってからもう長いのにほとんど改善が見られないことからそろそろ違う薬を試してみたいとお医者に言おうと思っていたところなので、話をしてみてよかったです。明日メンタルクリニックに行くつもりなので、早速先生と相談してみようと思います。


 夕方にその友人と別れて帰宅しようとしたら雨に降られました。帰りは家まで歩こうと思っていたのですが結構な降り方だったのでJRに乗って福島まで帰り、ミスドに駆け込んで出がけに買った「BIG ISSUE」と継読中の「スピリチュアル・シングル宣言」を読んで雨をやり過ごしてから帰宅。

スピリチュアル・シングル宣言

スピリチュアル・シングル宣言